「髪のパサつきがどうしても治らない」「もっとしっとりまとまる髪にしたい」。そんな悩みを抱える中で、ヘアミルクとヘアオイルの両方を使う「併用ケア」にたどり着いた方は多いはずです。しかし、いざ使おうとすると迷ってしまうのが「ヘアミルクとヘアオイルの順番」ではないでしょうか。「どっちが先?」「混ぜて使ってもいいの?」といった疑問を持つのは当然です。
実は、このヘアミルクとヘアオイルの順番を間違えると、せっかくの効果が半減するどころか、ベタつきや更なる乾燥の原因になってしまうことさえあります。逆に言えば、正しい順番と理論を知るだけで、サロン帰りのような驚くべき美髪が手に入るのです。
この記事でわかる事
【監修者:元美容師・ユウ|髪ケアLAB 管理人】
※本記事は国家資格・美容師免許と毛髪科学の深い知識を証明する「日本ヘアケアマイスター協会」の資格を持つ【元美容師・ユウ|髪ケアLAB 管理人】が、専門的知見に基づき作成しています。
【美容師が直面した現場の事実】
私が美容室の現場に立っていた頃、「良いトリートメントを使っているのに髪が良くならない」と嘆くお客様のカウンセリングをすると、9割以上の方がヘアミルクとヘアオイルの順番や使い方を自己流で行っていました。特に多かったのが、濡れた髪にいきなり高濃度のヘアオイルをたっぷりつけてしまい、水分が入る隙間を塞いでインナードライを引き起こしているケースです。正しい順番である「ヘアミルク→ヘアオイル」に変えていただくだけで、翌月の来店時には見違えるほど髪質が改善していた事例を数多く見てきました。この経験から、アイテム選び以上に「使う順番」が重要であると断言できます。
「ミルクが先・オイルが後」が正解となる理由
最も重要な結論である「ヘアミルクとヘアオイルを使う正しい順番」について、まず明確な答えを提示します。

ヘアミルクとヘアオイルを併用する場合、順番は間違いなく「ヘアミルクが先、ヘアオイルが後」です。この順番は、髪の濡れているお風呂上がり(アウトバスケア)において絶対的なルールと言っても過言ではありません。なぜなら、ヘアミルクとヘアオイルはそれぞれ「水」と「油」という異なる性質を持っており、その物理的な特性上、この順番でなければ効果が発揮されないからです。
具体的には、まず水分と油分が乳化されたヘアミルクを先に塗布し、髪の内部に水分と栄養を届けます。その直後に油分主体のヘアオイルを重ねることで、髪の表面に皮膜を作り、先ほど入れたヘアミルクの成分と水分を閉じ込めるのです。この順番を守ることで初めて、内部補修と外部保護のダブルケアが成立します。もし順番を逆にしてヘアオイルを先につけてしまうと、油の膜が水を弾いてしまい、後からつけるヘアミルクが髪の内部に浸透できなくなってしまいます。
なぜこの手順なのか?プロが教える3つの科学的根拠
なぜヘアミルクを先に使い、ヘアオイルを後にするべきなのか、その理由を毛髪科学の視点から3つのポイントで深掘りします。

美容師が「ヘアミルクが先、ヘアオイルが後」という順番を推奨するのには、感覚ではない明確な科学的根拠があります。ここでは「親水性と親油性」「浸透圧」「コーティング作用」の3つの観点から解説します。
第一の根拠は「水と油の関係(親水性と親油性)」です。健康な髪の内部やダメージを受けた部分は水分を求めています。ヘアミルクは水性成分(水、グリセリンなど)をベースに作られており、濡れた髪(水分を含んだ状態)と非常に馴染みが良い性質(親水性)を持っています。一方、ヘアオイルは油分であり、水を弾く性質(疎水性)があります。もしヘアオイルを順番の最初に持ってくると、髪の表面が油でコーティングされ、その後に塗るヘアミルクの水性成分が弾かれてしまい、内部まで届かなくなります。
第二の根拠は「浸透のしやすさ」です。ヘアミルクに含まれる補修成分(加水分解ケラチンやCMC類似成分など)は、水分と共に髪のキューティクルの隙間から内部へ浸透します。この浸透プロセスを完了させるためには、髪の表面が開いている必要があります。ヘアミルクを順番の先頭にすることで、スムーズに栄養を導入できます。
第三の根拠は「蒸発を防ぐ蓋(フタ)の役割」です。スキンケアで化粧水の後に乳液やクリームを塗るのと同じ理屈です。ヘアミルクで補給した水分は、そのままでは時間とともに蒸発してしまいます。そこで、油分濃度の高いヘアオイルを順番の最後に使うことで、強力な皮膜を形成し、水分と栄養を髪内部に閉じ込める「蓋」をするのです。この順番こそが、保湿効果を最大化する唯一のルートなのです。
水分と油分の役割の違いを成分レベルで徹底解剖
ヘアミルクとヘアオイルそれぞれの成分特性と役割の違いを詳しく解説し、なぜ併用と正しい順番が必要なのかを成分レベルで裏付けます。

ヘアミルクとヘアオイルは、テクスチャーだけでなく、配合されている成分と目的が根本的に異なります。この違いを理解することが、正しい順番を守るモチベーションに繋がります。
まずヘアミルクですが、これは「水性成分と油性成分を界面活性剤で乳化させたもの(エマルジョン)」です。主成分は水であり、そこにグリセリン、BGなどの保湿剤、そして加水分解タンパク質(ケラチン、コラーゲン、シルクなど)といった内部補修成分が豊富に含まれています。ヘアミルクの役割は、髪の芯まで水分を届け、ダメージホールを埋める「内部補修」です。だからこそ、ヘアミルクはケアの順番で最初に来るべきなのです。
対してヘアオイルは、「油性成分」が主体のアイテムです。植物性オイル(アルガンオイル、ツバキ油、ホホバ油など)や、合成オイル(ジメチコン、シクロペンタシロキサンなどのシリコーンオイル)で構成されています。ヘアオイルには水分が含まれていないため、内部への補水能力はほぼありません。その代わり、髪表面を均一にコーティングし、キューティクルを整え、ツヤを出し、ドライヤーの熱や摩擦から守る「外部保護」に特化しています。この保護機能を発揮させるため、ヘアオイルは必ずケアの順番の最後に配置する必要があります。
併用(ダブル使い)するメリットと注意点
ヘアミルクとヘアオイルを両方使うこと、つまり「併用(ダブル使い)」を行うことによって得られる具体的なメリットと、注意すべきデメリットについて解説します。

ヘアミルクとヘアオイルを正しい順番で併用することは、ヘアケアにおいて最強の組み合わせと言えますが、すべての人にとって万能というわけではありません。メリットとデメリットを正しく把握しましょう。
最大のメリットは「保湿力と持続力の圧倒的な向上」です。ヘアミルク単体では水分が蒸発しやすく、ヘアオイル単体では内部の乾燥を解決できません。しかし、ヘアミルクで内部を潤し、ヘアオイルで蓋をするという順番で重ね付けすることで、水分の保持力が劇的に高まります。結果として、朝起きても髪が広がらず、パサつきが抑えられた状態が続きます。また、ヘアミルクの補修成分とヘアオイルのコーティング効果の両方を得られるため、ダメージ毛の改善スピードも早まります。
一方、デメリットとしては「つけすぎによるベタつき」が挙げられます。ヘアミルクとヘアオイルの両方をつけるため、量が多すぎると髪が重くなり、乾きにくくなったり、ペタンとしてしまったりすることがあります。特に細い髪の人は注意が必要です。また、2つのアイテムを購入する必要があるため、コストがかかる点もデメリットと言えるでしょう。しかし、正しい量と順番を守れば、ベタつきは防げますし、美髪効果を考えればコストパフォーマンスは決して悪くありません。
効果を最大化する正しい塗り方5ステップ
実際にどのような手順でヘアミルクとヘアオイルを使えば良いのか、プロ直伝の具体的な5つのステップで解説します。

正しい順番である「ヘアミルク→ヘアオイル」の効果を最大限に引き出すための、美容師推奨のルーティンは以下の通りです。
Step 1: しっかりタオルドライ
まず、お風呂上がりの髪の水分をタオルで優しく拭き取ります。水が滴る状態では、ヘアミルクが薄まってしまい浸透しません。逆に乾きすぎていると伸びが悪くなるので、「湿っているけれど水は落ちない」状態を目指します。
Step 2: ヘアミルクを塗布(内部補修)
ここで最初のアイテム、ヘアミルクの登場です。適量を手に取り、手のひら全体に広げてから、ダメージが気になる毛先から中間にかけて揉み込むようになじませます。根元にはつけないよう注意してください。
Step 3: 目の粗いコームでとかす
ヘアミルクをつけたら、目の粗いコームで髪全体を優しくとかします。これにより、ヘアミルクが髪の一本一本に行き渡り、ムラなく浸透します。このひと手間が非常に重要です。
Step 4: ヘアオイルを重ね付け(外部保護)
次に、順番通りヘアオイルを使います。ヘアミルクよりも少なめの量を手に取り、同様に毛先を中心に、髪の表面を滑らせるように塗布します。この時、髪をこすり合わせないように注意し、優しくコーティング(蓋)をします。
Step 5: すぐにドライヤーで乾かす
ヘアミルクとヘアオイルをつけ終わったら、放置せずにすぐにドライヤーで乾かします。熱を与えることでヘアオイルの一部が定着し、キューティクルが閉じてツヤが出ます。この5ステップの順番を守れば、驚くほどサラサラでしっとりした髪になります。
夜のアウトバスケア:お風呂上がりの手順
夜のお風呂上がり(ナイトケア)におけるヘアミルクとヘアオイルの順番と、夜ならではのケアのポイントについて解説します。

夜のヘアケアの最大の目的は、「日中に失った水分の補給」と「睡眠中の摩擦ダメージからの保護」です。そのため、夜こそヘアミルクとヘアオイルの併用が最も効果を発揮するタイミングです。順番はもちろん「ヘアミルクが先、ヘアオイルが後」です。
シャンプー後の髪はキューティクルが開いており、非常に無防備な状態です。ここでまずヘアミルクをたっぷりと使い、髪の芯まで水分と補修成分を浸透させます。夜用のヘアミルクは、濃厚な保湿成分(セラミドやヒアルロン酸など)が含まれているものがおすすめです。ヘアミルクが馴染んだら、その上からヘアオイルを重ねます。
夜のヘアオイルは、枕との摩擦を防ぐクッションの役割も果たします。寝返りを打つたびに髪は枕と擦れ合い、キューティクルが剥がれ落ちてしまいます。ヘアオイルで表面をなめらかにコーティングしておくことで、この摩擦係数を下げ、ダメージを最小限に抑えることができます。夜にこの順番でしっかりケアを行えば、翌朝の寝癖もつきにくくなり、スタイリングが圧倒的に楽になります。ヘアミルクとヘアオイルのダブル使いは、まさに「夜の美容液」と言えるでしょう。
朝のスタイリング:乾いた髪へのアプローチ
朝のスタイリング時におけるヘアミルクとヘアオイルの使い方と順番について解説します。夜とは異なり、乾いた髪へのアプローチとなるため注意が必要です。

朝、乾いた状態で髪が広がっている場合、どうすれば良いでしょうか?ここでも基本の順番は「ヘアミルク→ヘアオイル」ですが、使い方が少し異なります。
乾いた髪にいきなりヘアミルクをつけると、水分を含んでいるため、寝癖直しとしての効果が期待できます。パサつきやうねりが気になる部分に少量のヘアミルクをなじませ、ブローして形を整えます。ヘアミルクの水分が髪を柔らかくし、扱いやすくしてくれます。もしヘアアイロンを使う場合は、ヘアミルクを塗って乾かした後、アイロンを通します。
そして、スタイリングの最後の仕上げとしてヘアオイルを使います。朝のヘアオイルは「ツヤ出し」と「紫外線・湿気からの保護」が目的です。アイロン後の髪にヘアオイルを薄くなじませることで、美しい束感とツヤが生まれ、湿気による広がりも防げます。つまり、朝の順番は「ヘアミルク(ベース作り・寝癖直し)→スタイリング→ヘアオイル(仕上げ・ツヤ出し)」となります。この順番を守ることで、一日中崩れないスタイルをキープできます。
髪質・悩み別の黄金比率と選び方
髪質や悩みによって、ヘアミルクとヘアオイルのどちらを重視すべきか、その比率や選び方をカスタマイズする方法を解説します。

基本の順番は同じでも、髪質によってヘアミルクとヘアオイルの使用比率を変えることで、より理想的な仕上がりになります。
1. 細い髪・猫っ毛・ボリュームが出にくい人
このタイプの人は、油分が多いと髪がペタンとしてしまいます。おすすめは「ヘアミルク8:ヘアオイル2」の割合です。軽い質感のヘアミルクをメインに使い、内部補修を行います。ヘアオイルは本当に少量だけ、毛先のみに重ねるか、あるいは軽いテクスチャーのミストタイプを選びましょう。順番通りに使っても、量が多すぎると逆効果になります。
2. 剛毛・多毛・広がりやすい人
このタイプの人は、油分と重さが必要です。割合は「ヘアミルク5:ヘアオイル5」または、しっとりタイプの製品を選びましょう。濃厚なヘアミルクで髪を柔らかくし、その上から重めのヘアオイルでしっかりコーティングしてボリュームを抑え込みます。この順番で重ね付けすることで、硬い髪もしなやかにまとまります。
3. ハイダメージ毛・ブリーチ毛の人
髪の中身がスカスカになっているため、ヘアミルクの吸収が早いです。たっぷりのヘアミルクで栄養を入れ込み、高粘度のヘアオイルで蓋をします。ダメージレベルが高いほど、ヘアミルクとヘアオイルの両方が不可欠です。決して順番を逆にせず、まずは内部を埋めることを意識してください。
やってはいけない!使い方のNG例
多くの人が無意識にやってしまっている、ヘアミルクとヘアオイルの使い方の間違いやNGな順番について警告します。

せっかくヘアミルクとヘアオイルを持っていても、以下のNG行動をしていると髪は綺麗になりません。特に順番に関する間違いは致命的です。
NG 1: 順番を逆にする(オイル→ミルク)
再三お伝えしていますが、ヘアオイルを先に塗るのはNGです。油膜が水を弾き、ヘアミルクの効果がゼロになります。この順番ミスが最も多い失敗原因です。
NG 2: 根元や頭皮につける
ヘアミルクもヘアオイルも、つけるのは「中間から毛先」です。根元につけると毛穴が詰まったり、髪が洗っていないようにベタついて見えたりします。手になじませる時、指の間まで広げ、手櫛を通すように毛先につけるのがコツです。
NG 3: ヘアアイロンの直前にヘアオイルをつける
これは「オイル焼け」の原因になります。ヘアオイルをつけてすぐに高温のアイロンを当てると、髪の上で油が高温になり、髪を揚げ物のように痛めてしまいます。アイロン前は専用のヒートプロテクト効果のあるヘアミルクやミストを使い、ヘアオイルはアイロンが終わった後の仕上げ(フィニッシング)として使う順番を守りましょう。
順番を変えるケースはある?ヘアオイルが先になる例外パターン
基本的には「ヘアミルク→ヘアオイル」ですが、ごく稀に順番が逆になる、あるいはヘアオイルを先に使用する特殊なケースについて解説します。

基本ルールは絶対ですが、例外を知っておくこともプロの知識です。以下のような特定の製品や目的の場合、ヘアオイルの使用が順番的に先に来ることがあります。
1. ブースター(導入)目的のヘアオイル
一部のブランドから発売されている「導入美容液オイル」や「ブースターオイル」と明記されている製品です。これらは親水性の高い特殊な処方がされており、シャンプー後の濡れた髪に一番最初に使うことで、その後のトリートメントやヘアミルクの浸透を助ける役割を持ちます。この場合のみ、メーカーの指示に従い、ヘアオイルを先にする順番が正解となります。
2. シャンプー前のオイルパック
これはアウトバスケアではありませんが、お風呂に入る前、乾いた髪と頭皮にたっぷりの植物性ヘアオイル(ホホバオイルなど)を馴染ませて汚れを浮かし、その後にシャンプーをする方法です。この場合は当然、洗髪プロセスの中でヘアオイルが最初の順番になります。
しかし、一般的な「洗い流さないトリートメント」として販売されている通常のヘアオイルを使用する場合は、やはり「ヘアミルクの後にヘアオイル」という順番を崩さないようにしてください。
専門知識に基づく比較・選定基準
| 比較項目 | ヘアミルク | ヘアオイル | 併用時のポイント |
|---|---|---|---|
| 主成分 | 水性成分(水、グリセリン、加水分解タンパク質など) | 油性成分(植物油、シリコーン、鉱物油など) | 水性のミルクで内部を満たし、油性のオイルで蓋をする。 |
| 主な役割 | 髪内部の保湿・補修・柔軟化 | 髪表面のコーティング・保護・ツヤ出し | 役割が違うため、両方使うことで完全なケアになる。 |
| 浸透性 | 高い(内部まで浸透しやすい) | 低い(表面に留まる) | 浸透性の高いミルクを順番の先にする必要がある。 |
| テクスチャー | 乳液状・クリーム状で馴染みが良い | 液状・とろみがあり、伸びが良い | 重くならないよう、量はそれぞれ単品使用時の半分〜2/3程度に。 |
| 推奨される順番 | 1番目(先) | 2番目(後) | この順番を守るだけで効果が数倍変わる。 |
よくある質問(FAQ)
ヘアミルクとヘアオイルを混ぜて使ってもいいですか?
基本的にはおすすめしません。手のひらで混ぜてしまうと、ヘアミルクの水分とヘアオイルの油分が分離したり、本来の浸透設計が崩れたりする可能性があります。面倒でも、ヘアミルクを塗って馴染ませた後、ヘアオイルを重ねるという順番で行う「重ね付け」の方が、それぞれの効果を確実に発揮できます。
ヘアミルクとヘアオイル、どちらか片方だけ使うならどっち?
髪の悩みによります。髪の内部乾燥やパサつき、硬さが気になるなら、保湿力の高いヘアミルクを選んでください。逆に、髪の表面のツヤ不足、絡まり、湿気による広がりが気になるなら、コーティング力のあるヘアオイルがおすすめです。しかし、本気で髪質改善を目指すなら、やはり両方を正しい順番で併用するのがベストです。
朝と夜で順番を変える必要はありますか?
いいえ、基本の「ヘアミルク→ヘアオイル」という順番は朝も夜も変わりません。ただし、朝はスタイリング剤としての側面が強くなるため、ヘアオイルを仕上げ(フィニッシング)として、アイロンやブローの後に使うのが一般的です。夜は濡れた髪に両方を連続して塗布します。
ヘアミルクの後にヘアオイルを使ってもいいですか?
はい、むしろ最もおすすめの最強の組み合わせです。髪の内部(コルテックス)まで浸透しやすいヘアミルクでしっかり水分と補修成分を補給し、その後にヘアオイルで表面(キューティクル)をコーティングします。この「水分を入れてから油分で蓋をする」という順番を守ることで、サロン帰りのような潤いとツヤを長時間キープできます。
お風呂上がりのヘアケアの正しい順番は?
以下の4ステップが、髪を最も美しく保つ基本の順番です。
1.しっかりタオルドライ(水滴が落ちない程度まで優しく水分を取る)
2.ヘアミルク(中間〜毛先に揉み込み、内部を保湿する)
3.ヘアオイル(ミルクに重ねて表面をコーティングし、水分を閉じ込める)
4.ドライヤー(すぐに乾かし、熱でキューティクルをしっかり閉じる)
この順番で行うことで、熱ダメージから髪を守りながら効率よく乾かすことができます。
ヘアオイルをつけすぎたサインはどんな状態ですか?
以下のような状態になれば「つけすぎ」のサインです。
1.ドライヤーで乾かしても、いつまでも髪が湿っている・乾きが異常に遅い
2.根元がペタンと潰れてボリュームが出ない
3.髪が束になってしまい、数日洗っていないようなベタつきやテカリがある
つけすぎると空気中のホコリが付着しやすくなり、かえって髪の負担になります。最初は「少し足りないかな?」と思う少なめの量から始めるのがポイントです。
ヘアオイルはドライヤーの前につけるとダメですか?
いいえ、ダメではありません。むしろドライヤーの熱や風の摩擦からキューティクルを保護するために、ドライヤーの「前(濡れた髪)」につけるのが正解です。
ただし、ヘアアイロンの前に通常のヘアオイルをつけるのはNGです。アイロンの高熱(150度以上)によってオイルが異常加熱され、「オイル焼け」を起こして髪が深刻なダメージを受けます。アイロンを使う場合は、ドライヤーで乾かしてアイロンを通した「後」の仕上げとして使いましょう。
ヘアオイルとヘアミルクは同じブランドで揃えたほうがいいですか?
必須ではありませんが、揃えることで「香りが喧嘩しない」「成分の相乗効果が得られやすい」という大きなメリットがあります。同じラインの製品は、ミルクの水分とオイルの油分が反発せず、綺麗に馴染んで乳化するように化学的な計算がされています。もし別のブランドを組み合わせる場合は、「無香料×香り付き」にしたり、質感が重くなりすぎないように「軽めのミルク×重めのオイル」などバランスを見て選ぶのがおすすめです。
まとめ:正しい順番でヘアミルクとヘアオイルの効果を最大化しよう
本記事では専門家記事のリサーチと毛髪科学・製品スペックの観点から、ヘアミルクとヘアオイルの順番について徹底解説してきました。重要ポイントを振り返ります。
- ヘアミルクとヘアオイルの順番は、必ず「ヘアミルクが先、ヘアオイルが後」を守る。
- ヘアミルクは内部補修(水分)、ヘアオイルは外部保護(油分)と役割が明確に異なるため、併用することで最強のケアになる。
- 親水性のヘアミルクを先に浸透させ、疎水性のヘアオイルで蓋をするのが科学的に正しいアプローチである。
- 髪質に合わせて使用比率を変えるが、順番を逆にすることは基本的にNGである。
正しい順番を知り、実践することで、あなたの髪は今よりもっと美しく、扱いやすくなります。今日からのお風呂上がり、ぜひこの「ヘアミルク→ヘアオイル」の黄金ステップを試してみてください。